016日目:鹿児島 → 屋久島

日時 2009-09-13(日)
ルート 鹿児島 → 屋久島
距離 約60㎞+フェリー約140㎞
時間 約13時間(06:00 → 19:00)
2009-09-13(日)
前日にとくちゃんに購入してもらった新品の赤色チャリとともに3年目の旅をスタート。初めての旅のお供(つよしくん)を連れての旅となります。この日は、フェリーに乗って、屋久島へ向かうべく、朝早くから移動。
乗船整理券を見える位置につけます。
フェリー内でつよしくんと一緒に地図をみながら作戦会議中。屋久島を、時計回りに走るか。
反時計回りに走るか。結論は、反時計回り。走れるところまで走って、宿泊先はその場で臨機応変に対応することになりました。お供を連れても、結局、いつもの行き当たりばったりの旅です。
暇なのでフェリー内を散策。
置かれていたフリーノートをチェック。
色鉛筆も完備されていました。
フェリーでの移動を終えて、下船。すると、旅のお供のつよしくんからサプライズ。2日前に誕生日だった自分にプレゼントを持ってきてくれました。自転車の速度や走った距離が分かるメーター!今、何キロの速度が出ている。というのが一目でわかる便利グッズ!初めての装着です!たのしみーありがとう!(写真はつよしくんが、付けてくれているところ)
屋久島を反時計回りで走行中。サイクルメーターに表示される速度に夢中です。
西郷隆盛上陸の地。と書かれた石碑。へぇ~
進むにつれて、人の気配のない山道になっていきます。屋久島を走っていて一番辛かったのが、この西部林道と呼ばれる20km以上ある山道。コンビニはもちろん、自動販売機すらもないです。
ひぃひぃ言いながら山道を進んでいると、屋久島燈台の看板。ちょっとくらい気分転換に。と思って、燈台の方へと進みましたが、後悔。これまで登ってきた道を一気に下る道(約600m)で、自転車の人にはお勧めできません。
燈台に着いたはいいものの、大した感動もなく。。。来た道を引き返す(しかも登り道)テンション、かなり凹みます。
しばらく進んでいくと、目の前に鹿。ピキーっ!って、威嚇されて怖かったです。
しばらく進んでいくと、目の前にサル。屋久島ってホント普通にいるんだね。
途中、持ってきていた水分と食料が切れ、エネルギー不足で、体が動かなくなりました。コンビニも民家もない中で、携帯の電波も届かない状況。おそらくハンガーノックと言われる現象です。(極度の低血糖状態で体が動かなくなってしまう状態。車でいう、ガス欠と同じ状態)道端で座り込んでいたら、後ろでのんびりと来ていたつよしくんが、薄皮うぐいすパンと水を!こんなにも美味しく感じたのは初めて!というくらいの感動。
ペロリと完食し、空腹を満たしました。本当に助かりました。非常食等はきちんと持っておかなければ。と、学びました。。
命の恩人の背中を追いかけます。
途中、湧き水で水分補給。頭を水で冷やしたりと、ここで少し休息。
夕方5時過ぎ。そろそろ、このあたりで、宿をどうしようか。という作戦会議。先に進めばちょっとした宿がありそうだったので、自分はそこへ。つよしくんは、お金の節約のため、野宿する。とのこと。
密航、密輸の看板。初めて見たよ。
カニ!!
男女混浴の平内海中温泉に立ち寄りました。入浴はしませんでしたが、記念に写真を撮ろうとすると、「それはだめだよー」と、受付のおっちゃんに注意されました。確かに!!お風呂場でした。大変失礼しました。すると、受付のおっちゃんが、「カメラ貸して」と。一眼レフカメラを渡すと、「よく見えるな~」と、、、風呂場の方にレンズを向けている。大人って!!!
太陽も沈みだし、このまま宿がないと、野宿になってしまう。と焦っていたら、いい感じのペンションを発見。ここで一泊することに。ペンションの近くには食事処「はちまん」というお店。ここで、つよしくんと二人で晩飯を食べて、一日の疲れを癒しました。
食後、つよしくんはお金節約のため、「近くで野宿してきまーす。」といって、暗闇に消えていきました。若いって素晴らしい。
自分が宿泊したのは、「BLUE DROP」というペンション。お世話になりました。
宿泊しているのは、どうやら自分だけのようで、貸し切り状態。ソフトバンクの電波入りません。屋久島走っている間、ほとんど圏外。この宿では、たまに圏外じゃなくなるタイミングがあるので、ブログの更新にチャレンジしました。
以下、その際に更新したブログの内容
————————————–
うまく更新されるかな?
朝食べたおにぎり1個と唐揚げ1個だけで、屋久島を走り出し、
油断して何も食料持たずに走り出したら山ばかりで、鹿と猿しかいなく、
16時位まで空腹に苦しみました。
飲み物もきれて、自動販売機もなく、空腹と喉の渇きでやばかったです。
なんども山道に寝ころがりました。
道中、すれ違う車を止めて、水を一口下さい。とお願いしてみたり。
日本とは思えないサバイバルな状況に追い込まれました。
なにやってんだか。
そんないい思い出の無い屋久島。
明日、続きを走り、一周し終えて昼のフェリーで鹿児島に戻る予定です。
屋久杉とか見てる余裕はありません。
観光は観光でいつか車かバイクで来たいです。
チャリなんかで来るもんじゃない。
西部林道なめてました。
もうこりごり。(>_<)