渋谷の路上から撮った一枚から


10年前の今頃。
新卒で入った会社を勢いですぐに辞めてしまい、ぷー太郎(無職)状態でした。

当時、どんな様子だったっけ?

と思って、過去の写真を見ようと、パソコンの中のピクチャーフォルダを開いてみると、2004年の5月から7月まで、ごっそりと抜けている。
一枚も写真を撮ってないし、撮られてもいない。
何かしら撮っていそうな携帯の写メールすら残ってない。
その後の、2004年8月から現在までの10年間は途切れたことが無く、必ず何かしら写真が残ってるのに。
唯一の空白の期間。

そもそも、人とほとんど接触した形跡がない。
というか、まともな人とまともな会話をした記憶が無い。

勢いで会社を辞めてしまって、無職のまま、起業するんだ!というモチベーションだけの男。
そんな社会を何も知らない純情無垢な感情を逆手に取ったうさんくさい詐欺社長とかに色々と巻き込まれてしまって、結局、夜逃げされ、無職の肩書と借金だけ残って、チーン。

あー。俺、終わった。

そんな虚無感と、自分のおごりと世間知らずさを悔やんでいたわけです。
ポジティブ!前向き!なんて言ってられないよね。
とはいえ、どこかで前向きにならないと先には進まないわけで。

俺はどこでスイッチが変わったんだろ?

写真フォルダが2004年の8月から再開されているので、開いてみると、空白の期間を経て、最初に撮っていたのは、渋谷の路上から撮った1枚の写真。

今でもはっきり覚えてる。
ふとバイクを止めたときに、
「あー。俺、やばいな」「昼間っからバイク乗って何やってんだろ。」って気持ちで、上を見上げたら目に映った光景。

その時の空がとても印象的で、どうしてだか、理屈じゃ説明できないんだけど、何故か、スイッチが切り替わった瞬間。
記念に写真撮っておこう。と、携帯の写メールで撮ったのをよく覚えてる。
ピンクのハートマークが可愛かったし。
当時の携帯カメラの画素数が低いので小さな写真だけど、実は、こんなところからリスタートしてたのかな。って思うと、笑える。

ありがたい言葉や名言、セミナー、人、本、自己啓発ではなく、ただ、何気なくみた渋谷の路上から見た空で、スイッチ変わっちゃうんだから。

自己啓発セミナーや講演会をしている皆様には営業妨害になるかもしれませんが、「空」が最強でした。

人生そんなもんだ。って学べた撮影日、2004年8月9日16時12分のことでした。

今日のヨメからの一言。