自由人と社会人

先日、テレビで就職難の若者を取り上げた特集をしていました。
大学を卒業後、3年間、就職浪人しているという若者でした。

自分はこの若者を見たときに、もっと違うやり方や過ごし方があるんじゃないの?という申し訳ないけど、若干、上から目線的な感想と同時に「つらいよなー。きっとわからないんだろうなーきついだろうなぁ。」という、非常に共感する気持ちも沸きあがりました。

自分も新卒で入った会社を若気の至りでたった2ヶ月で辞めてしまい、その後、どうしようもない時期を過ごしたことがあるので、同じではありませんが、少し気持ちがわかります。

同じ時期に卒業した友人はみんな必死に仕事をしている。という、自分だけ置いていかれた焦りや孤独感が強まりますし、友人との会話でも、

「社会人は大変」「辞めたいよ」「給料低い」

という愚痴すら、何もできていない自分自身にとっては、贅沢に思えたりもしました。その場ではフリーターというカタカナ言葉で、自分の自由さをアピールすることで強がるけど、実際はただの無職。責任感も無ければ、社会と繋がっている感じもほとんど無いわけです。

そんな状況だと、次第に友達に会うのも辛くなってくるんだよね。
自分はどうしたらいいのだろう。って先が見えなくなったりもする。
自分の場合はそんな状況でした。

だから、就職難やフリーター、無職という状況で、次の一歩を踏み出せないでいる人の気持ちは理解できる。自分はたまたま友人の紹介で、ベンチャー企業立ち上げ時の社長に拾ってもらい、営業職で仕事をさせてもらえることになったので、運が良かっただけ。

「社会と繋がれている」という状況が、目標に向けた前向きな気持ちを湧き上がらせてくれたし、自分がやるべきことが、頭で考えていた時よりも何倍も広がっていくことを感じることができたので、給与面も仕事量も非常に大変でしたが、不思議と、とても恵まれているという実感がありました。

このときの経験がきっかけで、人は社会と繋がっている実感(社会調和)がないと満足感や幸福感を得られないし、次に取り組めない。夢や目標もしぼんでしまう。という概念が、自分の中で、できた気がします。

昔は、自由人という言葉に憧れを抱いていたのですが、今は社会と調和し、他人の味方になって動いている社会人の方がカッコいいと思っています。